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萩原吉博
未来を担う子供たちを育てるために

子どもにはスクスクとたくましく、そして優しく、できれば優秀に育ってもらいたい。誰しもが母親ならば昔から願ってきた事です。ところが最近は、「子育て」そのものが難しくなってきています。

若いお母さんたちは、子育ての経験も知識も不足しているので不安な毎日を送っています。 私には保育所の経営を通して現在のお母さんたちの心配が手に取るように伝わってきます。働きながら乳幼児を保育園に預けているお母さん、できるだけ子どもと接しようと一日中付きっきりのお母さん。どちらも子どもとどう接していいのか、自信を持っている人は少ないようです。いや、いないと言った方が良いかもしれません。人によっては子どもを育てることがストレスになってしまっています。いったい、いつの頃から子育てとはかくも難しくなったのでしょうか?

子育て問題をクリアする最良の方法は何でしょうか?日本では子どもが「わらべ」と呼ばれていた時代がありました。今はわらべ歌や童話、童心などの言葉に名残を感じる程度だが、遠くない昔に確かにあったのです。「わらべ」は「子ども」よりも社会と密接な関わりがあったのではないでしょうか。

今の「子ども」は親・同級生・教師・塾の講師くらいしか交流が無い。その関係すらも希薄になっている。親の良き姿を見習おうにも、肝心の親との接点が少なくなっています。特に母親はまだしも父親の存在感の薄いことに私は多大な危機感を抱いています。同じ「子ども」同士でも異年齢の子どもとは遊ぶことすらありません。これでは健全な心が育つ要素は無いも同然なのです。「人間」と書くくらい、私たちは人と人の間で一人前になっていくのです。

私が「わらべ教育」を提唱するのは、単なるノスタルジーではありません。野原からわらべ歌が聞こえた時代には、現在でも参考にすべき教育や子育ての姿が数多いからです。

ひとりでは無理かもしれないが、お母さんたちが数人でも力を合わせれば、より良い子育ては実現できます。ぜひとも、参考にして実践してもらいたいと私は願っています。



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